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イベントやメディアへの出演、新作文房具のプロモーションなどに引っ張りだこの文具ソムリエール・菅未里さん。仕事柄、文房具を試す機会は多く、手元には山のような文房具が……。そんな菅さんが、自腹を切ってまで手に入れた、いま本当に気に入っている文房具とは?

 

キャップが開かない! を解決する便利なはさみ

ペットボトル飲料を飲むとき、キャップがかたくて開かずに困ることはないでしょうか?

 

困ったことに、私にはよくあります。握力が弱い、それだけの問題でもありません。昨今は新型コロナウイルスが広がっているので、手洗いや消毒の後にハンドクリームをつける機会が増えました。だから、なおさら手が滑って開けにくいのです。同じ悩みをもつ方もいるのではないでしょうか。

 

そこで最近、手放せないのがこのはさみです。

デビカ
3機能はさみ
800円(税別)

 

ペットボトルのキャップの話をしているのに、なぜはさみ? と思われるかもしれませんが、このなにやら個性的な形状のはさみのハンドル部分を見てください。親指を入れる穴がありますよね。ここをペットボトルのキャップに押し付けると……。

 

↑親指を入れている黄色い穴。ここに秘密があります

 

このはさみがもつ3つの機能とは?

ペットボトルの蓋のオープナーになるのです。

↑キャップの上からはさみの穴をかぶせて回せばOK

 

この通り、キャップを開けるときの滑り止めになります。穴周辺がエラストマーになっていて、キャップに食い込むからですね。

↑黄色い部材はエラストマー樹脂で、滑り止めになっています

 

というわけで、今回ご紹介するのはデビカの「3機能はさみ」です。単なるはさみではなく、キャップオープナーとしての機能も備えているというわけです。

 

おや? ①はさみ、②オープナー……1機能足りませんね。

 

はい、さらにもう一つの機能があります。それは、ハンドルのツメを使ったプルタブ起こし。

↑このように、ハンドルのツメを使ってプルタブを開けることもできます

 

私はプルタブを空けることがないので、この機能は普段使っていませんが、缶入り飲料をよく飲む方には便利でしょう。特に、今は手を清潔に保つために爪を深く切っている方も増えていそうなので、そういう方には救世主になりそうです。

 

はさみとしても優秀!

「3機能はさみ」は単に3つの機能を備えているだけではなく、はさみとしても優秀です。刃物の町・岐阜県関市で作られているので切れ味は折り紙付きですし、実はハンドルをスタンドとして自立もするので省スペース。置き場所に困りません。

↑このように自立するのも、収納を考えると高得点。省スペースです

 

はさみの先端が丸いのも安全面を重視する方には良いでしょう。さらには刃先を守るカバーまでついています。お子さんがいる方には喜ばれそうです。

↑先端は丸く、ケガをしにくくなっています

 

非常に持ちやすいユニバーサルデザイン的なハンドルも興味深いですね。

 

リビングやキッチンに置いておくと便利でしょう。このコロナ禍にあって、強い味方になるはずです。

 







 

「菅未里の自腹買い文房具」バックナンバー
https://getnavi.jp/author/misato-kan/