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Appleは2021年10月26日、Mac用のオペレーティングシステムmacOSの最新版「macOS Monterey」を正式にリリースしました。

macOS Montereyでは、SharePlayやポートレートモード、空間オーディオなどの新機能によるFaceTime機能の強化のほか、メッセージアプリの改良、Safariのデザインの刷新、集中モードの導入などさまざまな新機能の追加が行われています。

互換性のあるMacからは、ソフトウェアアップデート機能を利用して直接アップグレードすることができますが、ここではインストール用のUSBメディアを作成する方法を説明します。

インストール用USBメディアを作成しておくと、OSをクリーンインストールしたり、リカバリしたりする場合など、さまざまな場面で便利に使用することができます。

macOS Montereyインストーラーのダウンロード

最初にmacOS Big Surのインストーラーをダウンロードします。

macOS Monterey Mac App Store
カテゴリ: ユーティリティ
価格: 無料
FaceTimeの強化や集中モード、クイックメモ機能が導入された最新版。

macOS Mojave以降の環境では、システム環境設定のソフトウェア・アップデートからダウンロードすることができます。それ以前のmacOSではApp Storeからダウンロードします。

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▲「今すぐアップグレード」ボタンをクリックするとインストーラーのダウンロードが始まります。ボタンをクリックしても自動的にアップグレードされる訳ではなく、インストールの前には以下のような画面が表示されます。

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▲メニューから「macOSインストールを終了」を選ぶか、あるいは「Command+Q」を押してインストーラーを終了させます。

インストール用USBメディアの作成

必要なUSBメディアの容量はAppleのドキュメントでは、最低14GBとなっています。今回は16GBのUSBメディアを使用しました(以下の手順では16GBでもぎりぎりのようです)。

USBメディアをMacに接続して、ボリューム名を確認します。

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▲名前は何でも良いのですが、分かりづらい名前の場合エンターキーを押して分かりやすい名前にリネームしておくと良いと思います。

次に、ターミナルを開き以下のコマンドを実行します。ボリューム名の「TOSHIBA」は実際に使用するUSBメディアのボリューム名に変更してください。USBメモリは自動的にフォーマット&消去されるため、ディスクユーティリティを使用した事前の消去は不用です。

sudo /Applications/Install\ macOS\ Monterey.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/TOSHIBA --nointeraction --downloadassets

コマンドが終了するまでしばらく時間がかかります。インストーラーアプリの中に含まれるcreateinstallmediaコマンドを呼び出しており、オプションは以下のような意味を持っています。

  • –nointeraction: ドライブを消去する前に確認しない
  • –downloadassets: macOS Mojaveで新規追加されたオプション。インストール時に必要なアセットをダウンロードしインストールの高速化に貢献。

ターミナルに「Install media now available at “/Volumes/Install macOS Monterey”」と表示されれば作成完了です。

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16GBのUSBメディアの場合、空き領域692MB、使用領域15.23GBとなりました。

起動確認

作成したインストールメディアの動作確認を行います。macOS Montereyはおおよそ2015年以降に発売されたMacにインストール可能です。

▲Optionキーを押しながらMacを起動し、USBメディアの起動メニューが表示されれば成功です。新たにインストールする場合やリカバリする場合は、こちらを選択して起動します

まとめ

macOS Montereyベータ版のインストール用USBメディアを作成する方法を説明しました。一般公開に先立ち、早めに動作確認したい方はインストールメディアを準備してみてはいかがでしょうか。