台風8号が上陸した東北地方では28日、岩手県宮古市で約2万3千世帯を対象に避難指示が出たほか、鉄道の一部で運転を見合わせるなど対応に追われた。
太平洋側では未明から断続的に強い雨が降った。沿岸部にある宮古市は27日午後6時、市内全域に避難指示を発令し、避難所として体育館や集会所など50カ所を開設。一時170人以上が避難した。市の担当者は28日早朝、「夜が明けて風が強まってきた。避難所の人数は減っているが、今後も雨の降り方に注意し、災害警戒に当たりたい」と話した。避難指示は午前10時半に解除された。