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 INTERNET Watchで今年1年間に掲載したニュース記事について、アクセス数(ページビュー)に基づく上位30位までのランキングを算出した。今回、ビットコインを要求する“セクストーション(性的脅迫)”メールやフィッシング詐欺に関する記事が上位に入ったほか、庭先に作る1畳のテレワーク小屋「HANARE 禅zen」に関する記事がランクインした。

1位:auやKDDIをかたるSMSでのフィッシング詐欺

 1位は、auやKDDIをかたるフィッシング詐欺の手口について報じた記事(11月29日付記事『auおよびKDDIをかたるSMSによるフィッシング詐欺、「auからの重要なお知らせ」などのメッセージに注意』)がランクイン。

 KDDIをかたり、「利用金額が設定した金額を超えた」「利用料金の支払いが確認できない」「支払いの期限を過ぎた」などといったSMSからリンク先へのアクセスを促してくる。リンク先はau IDを装ったウェブサイトになっており、請求金額と支払い方法の選択画面が表示されるが、コンビニ決済やネットバンキングが「メンテナンスによるサービス停止」とされており、選択できるのは電子マネー(iTunesギフトカードによる支払い)のみとなっているのが特徴だ。Androidスマートフォンの場合は、不正アプリのインストールに誘導される場合がある。

 このほかにもイオンカードやNTTドコモ、アメリカン・エキスプレス、VISAカードをかたる手口など、今年はフィッシング詐欺に関する記事が上位に多くランクイン。今年ならではの傾向としては、ワクチン接種に便乗したフィッシング詐欺も確認されている。

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 フィッシング詐欺の手口は巧妙化しているため、さまざまな事例を把握して対処できるようにしておきたい。

2位:「アダルトサイト閲覧中のあなたを撮影した」と脅迫、ビットコインを要求する不審メール

 2位は、ビットコインを要求する不審メールに報じた記事(3月30日付記事『「アダルトサイト閲覧中のあなたを撮影した」と脅迫、ビットコインを要求する不審メールに関する相談が再び増加』)がランクイン。

 「アダルトサイトを閲覧しているあなたの姿の映像をばらまく」と脅して、仮想通貨を振り込むよう脅迫する“セクストーション(性的脅迫)”メールに関しては、2018年7月ごろから独立行政法人情報処理推進機構(IPA)に相談が寄せられるようになったが、この手口に関する相談が再び増加したとして、同機構が注意を呼び掛けていた。

 メール本文の最後に「将来的にも同じような状況に引っかからないで下さいね!僕からの警告は、頻繁にパスワードを変更し続けることです!」(原文ママ)などといった忠告のメッセージが書かれていることも確認されている。ちなみに支払いに応じなかったことで映像がばらまかれたなどの事例は1件も確認されていないようだ。

 メール文面のインパクトからSNSでも話題になることが多く、関連する弊誌のニュース記事や連載記事でも注目を集めることが多い。こうした不審なメールを受信したとしても無視して、支払いには応じないように注意したい。

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3位:およそ1畳の多目的スペース「HANARE 禅zen」

 3位は、ケイアイスター不動産株式会社が販売するおよそ1畳の多目的スペース「HANARE 禅zen」について報じた記事(9月9日付記事『庭先に設ける1畳のテレワーク空間「HANARE 禅zen」、50万円台で発売)がランクイン。

 サイズは910mm×1820mm(幅×奥行)で、高さは屋根の最も低い部分で2100mm。Low-E複層ガラスとグラスウール断熱材を使用し、室内はフローリングで、2口のコンセントと照明、デスク代わりになるカウンターを備える。

 在宅勤務が当たり前になり、作業環境を見直す人も増えてきている中、作業スペースを庭先に置くというアイデアや実用性はどうなのかといった点で話題になった。


 1位~30位までのランキングは以下の通り。引き続き2022年もINTERNET Watchをよろしくお願い致します。

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