もっと詳しく
遠山清彦被告

 日本政策金融公庫の新型コロナウイルス関連の融資を違法に仲介したとして、東京地検特捜部は28日、貸金業法違反罪で元公明党衆院議員遠山清彦氏(52)=今年2月に辞職=と、太田昌孝・前公明党衆院議員の元政策秘書渋谷朗氏(61)ら計4人を在宅起訴し、発表した。遠山、渋谷両被告の2ルートで仲介し、遠山被告は手数料として約1千万円の利益を得ていたとみられる。

 起訴状によると、4人は2019年6月ごろから今年6月ごろにかけて計198回、貸金業の登録を受けずに公庫からの融資を仲介したとしている。うち遠山被告が単独で仲介したのは82回だった。