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NHK紅白、禁断の舞台ウラ…厳しい取材統制に「社会主義国家か」

 この10年で最高の視聴率をたたき出した昨年大みそかの第64回NHK紅白歌合戦。ビデオリサーチによると、関東地区で第1部(午後7時15分から1時間40分)が36・9%、第2部(午後9時から2時間45分)が44・5%で、絶対的な目標だったTBSのドラマ「半沢直樹」最終回(42・2%)を上回った。

 国民的ブームとなった「あまちゃん」ファミリーを総動員して視聴率アップに血眼となったNHKだが、華やかなステージの裏では“特定秘密保護”にやっきとなっていた。

 「もともと取材規制は厳しいが、今年はさらにそれが目についた」とベテラン記者はため息をつく。

 会場となった東京・渋谷のNHKホールの入り口付近では、「週刊誌は記者2人限定で、3人目は追い返されていた。事前申請があっても、許可シールがないと入れなかった」(女性誌記者)。

 内部ではさらに厳しい取材統制が。出演者が行き来する廊下では、「写真撮影は禁止!」とNHK担当者の声が何度も上がった。サプライズ卒業を発表したAKB48の大島優子(25)が取材に応じたときには、記者のカメラを入念にチェックして画像を削除させ、「ここは社会主義国家かよ」と報道陣から声が洩れたほどだった。

 ふなっしーやくまモンら、ステージを盛り上げた「ゆるキャラ」たちを撮影していたベテラン記者たちも構わずおとがめを受けた。

 分刻みで進行するビッグイベント。司会のアイドルグループ・嵐と綾瀬はるか(28)は、着替えのために何度も足早に行き来。ふなっしーはハイテンションが過ぎ、「あまちゃん」で人気となったパラパラ漫画を用意したのに時間をもらえなかったタレントの鉄拳(41)は、「やる気はあり余っています」と、せっかくの晴れ舞台を台無しにされたことへの抗議の姿勢を、静かに表明した。

 芸能人が大挙して集まるだけに、NHKの厳しい取材規制はやむを得ないところもあるが、それをかいくぐるのも芸能マスコミの腕の見せどころだ。リハーサルでは、歌手の浜崎あゆみ(35)が恋人同伴で登場。

 「撮影NG。リハ中の写真も『抜きで使うな』と言われたが、隣の人と写っているならいいだろうと、使ってやったよ」とウェブ媒体記者。

 視聴率アップのため、メディアを使って盛り上げながら、その実、取材する側・させる側で丁々発止が繰り広げられた紅白だった。