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 連載の使いこなし編では、自宅Wi-Fiの電波状況を良くする方法を解説しているが、やはり自宅で過ごす時間が増え、ゲームはもとより自宅でできるエンタメ系が人気のようだ。本連載ではしばらくの間、ソニー「プレイステーション 5(PS5)」を自宅Wi-Fiへつなげて活用する方法を紹介していこう。

 PS5が発売されたのは2020年11月になるが、いまだに品薄状態が続いていて抽選販売が主だ。とはいえ、以前よりは入手しやすくなってきているようで、ようやく当選して、わが家にもやってきた。

PCから、PS5を自宅Wi-Fi内でリモートプレイができるように設定してみよう

 自宅Wi-Fi内であれば、どこからでもPS5のゲームが遊べるリモートプレイの設定をしているところだ。

 前回までに、PS5本体側でリモートプレイの準備をして、スマホからリモートプレイができるようになった。画面サイズが大きいiPadは、PS5付属のDualSenseワイヤレスコントローラーともケーブルレスで接続できるので、特にお勧めの組み合わせだ。

 そして今回は、WindowsやmacOSのPCで接続してみよう。基本的な手順はスマホと同じだが、OSによってコントローラー接続への対応がまちまちなので、ちょっとだけ注意が必要だ。

 まず、PS5に付属するDualSenseをBluetoothで接続するには、macOS Big Sur 11.3以降の環境が必須だ。DUALSHOCK 4の接続もできる。一方、Windows 10ではDualSenseもDUALSHOCK 4もBluetoothでの無線接続はできず[*1]、USB Type-Cケーブルで有線接続することになる。

[*1]……正確に言うと、Windows PCとDualSenseをBluetooth接続して利用することは可能だ。ただ、リモートプレイ用のソフト「PS Remote Play」が対応しておらず操作ができないのだ

 ということで今回は、現時点で最新となるmacOS Big Sur 11.4のMacBookを使って、DualSenseとの接続を試してみよう。ただ、同じBig Surでも、最初に接続テストをした11.2では動作しなかった。対応バージョンは11.3以降なので注意してもらいたい。なお、「PS Remote Play」アプリは「4.1」以降から対応している。

 一方、USB Type-Cケーブルで有線接続する場合は、WindowsもmacOSもOSのバージョンを問わず、ケーブルをつなぐだけで認識する。Bluetooth接続でうまく動作しなかったら、有線接続を試してみよう。

macOSの[システム環境設定]で[Bluetooth]を選ぶ

スマホと同様、DualSenseワイヤレスコントローラーで「PS]ボタンと左上のクリエイトボタンを同時に長押し

Bluetoothをオンにしておけば[DualSense Wireless Controller]が表示されるので、[接続]をクリック

[接続済み]と表示されればOK。スリープで接続が切れた場合、DualSenseの[PS]ボタンを押せば再接続される

接続すると、このように中央のプレイヤーランプが点灯する

 次に、「PS Remote Play」アプリをインストールすれば、PS5に接続できる。ソフトは以下のページからダウンロードできる。Windows 10では、Intel Core第7世代以降のCPUが必要なので注意しよう。macOSで「PS Remote Play」アプリが動作するのはmacOS 10.13(High Sierra)以降だ。なお、先ほど触れたとおり、DualSenseをBluetooth接続で使うなら、Big Sur 11.3以降である必要がある。

 アカウントでのサインインなどPlayStation Networkへの接続手順は、スマホと全く同じだ。以下はmacOSの画面だが、Windows 10でも変わらない。

「PS Remote Play」アプリをインストールして起動すると、PSN(PlayStation Network)へのサインインを促される

PlayStation Networkへサインインする。2段階認証にも対応する

ロボットでないことを証明するためのクイズが表示される

データ送信に同意し、[PS5]を選ぶ

リモートプレイでの注意が表示される。前々回に設定しているので[OK]を選ぶ

接続先の検索画面。自動で見つからないときは、PS5の設定画面で[システム]>[リモートプレイ]>[機器をリンク]から表示できる数値の入力が促される

PS5の画面が表示された。フルスクリーンに切り替えて楽しもう!

このような感じで、ノートPCなどで手軽にゲームが楽しめる