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 アメリカ政府は、新型コロナのオミクロン株をめぐり、先月から実施してきたアフリカ南部8か国からの入国禁止措置を撤廃しました。

 アメリカのバイデン大統領は28日、南アフリカなどアフリカ南部8か国からの外国人の入国を禁止してきた措置を撤廃しました。今月31日から適用され、ワクチン接種が完了し、出発1日前の検査で陰性が確認されれば対象の8か国に滞在していた外国人もアメリカへの入国が可能になります。

 この措置は先月、南アフリカでオミクロン株が最初に報告された直後に「予防的措置」として取られていましたが、その後、ワクチンによって重症化を防げることが明らかになったことやアメリカ国内ですでにオミクロン株が広がっていることなどを受けて撤廃を決めたということです。

 アメリカでは1日の感染者数が直近7日間平均で23万人を超えるなど感染が急拡大していて、先週確認されたウイルスの58.6%がオミクロン株と推定されています。