読売新聞の報道によれば、東京では現在、感染経路不明者が約6割に達していることから、政府はQRコードを利用して濃厚接触者を追跡する新たな仕組みの導入を進めているという。この新たな追跡システムは、飲食店やイベント会場など人が密集する場所に自治体がQRコードを配布、その利用客にQRコードをスマートフォンで読み込んでもらうことで電話番号を登録を促すものだそうだ(読売新聞その1、その2)。
登録された電話番号は自治体が管理するとしており、感染者が出た場合は同じ時間帯に居合わせた利用客などに連絡、濃厚接触者を特定する。首都圏の一部地域で夏からテストを行う方針だとしている。しかし、実際に電話番号を登録してもらえるのか分からない上、個人情報保護のため保健所が電話番号を把握できないことから運用効率などに課題がある模様。
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