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「鬼滅の刃」偽グッズ販売疑いで4人逮捕「鬼退治で鬼滅ではない」

 人気アニメ「鬼滅の刃」の偽グッズを販売したとして会社社長ら4人が警察に逮捕されました。偽グッズには「鬼退治」などと記され、4人のうちの1人は「『鬼退治』と『鬼滅の刃』は違う」と容疑を否認しています。

 逮捕された横浜市のグッズ輸入販売会社「レッドスパイス」の営業責任者、リュウ・ギョウホウ容疑者(43)や社長の斉藤雪容疑者(52)ら4人は、去年4月から8月にかけ、「鬼滅の刃」の主人公が着る羽織の市松模様に「鬼退治」などと記したグッズを愛知県の業者に販売するなどした不正競争防止法違反の疑いがもたれています。

 警察は4人の認否を明らかにしていませんが、捜査関係者によりますと、そのうちの1人が「『鬼退治』と『鬼滅の刃』は違います」などと話し、いずれも容疑を否認しているということです。

 「鬼滅の刃」の主人公の竈門炭治郎が着る羽織の「市松模様」などは一般的な柄のため商標権で保護されていませんが、愛知県警は、「滅」や「鬼」という文字を記すことで正規品と混同させるとして全国で初めて摘発しました。