グーグル、オフィスの再開延期 出社はワクチン接種を条件に
アメリカのIT大手グーグルは28日、新型コロナウイルスの感染再拡大の懸念から、オフィスの全面再開を従来の9月から10月中旬に延期すると発表しました。出社にはワクチン接種を条件にするということです。
グーグルは新型コロナの感染拡大を受けいち早く社員に在宅勤務を認めた企業のひとつで、9月からオフィスを全面再開し、出社と自宅など社外での勤務を組み合わせる「ハイブリッド型」に移行する方針を示していました。
ピチャイCEOは28日、社員に当てたメールを公表し、「多くの社員がデルタ株の拡大で出社することを懸念している」として、オフィスの全面再開を10月18日に延期することを発表しました。また、出社にはワクチン接種を条件とし、アメリカでは数週間以内、ほかの地域にはワクチンの普及状況に応じて数か月以内に適用するとしています。
アメリカメディアによりますと、新規感染者の増加を受け、IT大手アップルもオフィスの再開を9月から少なくとも1か月延期する方針を決めています。