気づけばもう晩夏。秋もすぐそこですが、外はいかんせん暑い! とくれば、まだまだ楽しみたい夏の三種、サンダル。「結局サンダルって、何履いてる?」企画で登場した3人のコーディネート例から学んでおきましょう。
遠山勇さん(高円寺「Lampa」オーナー)
見た目からして機能性溢れる服を多く取り扱うLampa遠山さんは、サンダル市場で先頭をひた走る〈スイコック〉の新作をチョイス。
「モードとまでは言わないけど、スポーティな感じのコーディネートにハマるかと。うちで言うところの、〈シーシーピー〉とか〈ニューレーベル〉とかと相性バッチリですね。なのでコーディネートは、オールブラックで大人のクールな休日を意識してみました」
「文字の入り方といい、バーステッチの入り方といい、ガンダムっぽくて好きだな〜。あと生地をレイヤードさせているのもおもしろいです。この感じ、昔ビルケンとナンバーナインとのコラボモデルっぽいなって。天の邪鬼だったから買わなかったけど、今更になって当時の物欲を解消しました(笑)。あとはこの調整ダイヤル。見た目さながらハイテクで、ばっちりフィットしてくれます」
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三浦健司さん(「EDIFICE」新宿店スタッフ)
夏も隙のないコーディネートを披露してくれた三浦さんは、大人が一足は靴箱に置いておきたい〈ジャコメッティ〉のグルカサンダルをコーディネート。
「やっぱりスラックスなどのアイテムと相性がいいです。イメージは、革靴の代わりにグルカサンダルを当て込むという感じでしょうか。ほんと、夏の革靴といった感じで重宝してます。今回はエンジのスラックスにグレーのバンドカラーシャツで、全体的にツヤっとキレイめな感じでまとめてみました」
「仕事柄、革靴ライクに履けるグルカサンダルはよく履きます。中でもお気に入りが、ドレッシーすぎずカジュアルすぎずなバランスが秀逸なジャコメッティ。計3足持っていて、実は全てエキゾチックレザーなんです(笑)。クロコダイル、イグアナ、そして一番よく履いているゾウ革。これは唯一のビブラムソール仕様です。なんだかんだ履きやすいものを手にとってしまいますね」
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古口悠さん(〈EULLA〉デザイナー、「GOODLOSER」オーナー)
夏は暑いから楽をしたいけど、ちゃんとおしゃれもしたい。そんな古口さんの要望を叶える一足は〈ACG〉のデシューツ。
「コーディネートのハズしとしてよく使ってますね。例えば今回の場合でいうと、ラルフのシャツにバイエイチのショーツなんだけど、ACGでハズすみたいな。あとはスラックスにTシャツをタックインしたキレイめスタイルなんかにも使います。ストレートにいけば足元に革靴を持ってきそうなところにACGを持ってくるイメージですね」
「まずは履き心地の良さですね。さすがはACGといった感じで、雨の日もグリップ力があるので滑りづらいです。あとは見た目さながらのギア感。昨今はアウトドアブームですから、足元にこれが入るだけで旬なコーディネートになります。“ギアっぽい”という点ではいくつかのブランドも候補に挙がりますが、ACGは良くも悪くもかぶりづらい(笑)。でもファッション好きとしては一番押さえておきたいポイントですね」
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