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三浦市役所

 三浦市の公用車が4カ月以上車検切れのまま使用されていた問題で、同市は28日、三崎署に一連の経過を届け出た。8年前にも別の車検切れ公用車を使用していたことがあり、再発防止策が十分に機能していなかったことがうかがえる。

 車検切れで公道を走った場合、道路運送車両法違反で6カ月以下の懲役または30万円以下の罰金が科せられる。さらに交通違反点数が6点加点され、30日間の免許停止処分となる。

 市健康づくり課によると、公用車は車検が切れた6月から約4カ月半の間に15人の職員が使用し、1775キロ走行した。同市は2013年にも別の公用車を1カ月間、車検切れのまま使用し、199キロ走行していたという。再発防止策として車両の点検スケジュールを職員が共有できるようにしたが、今回はシステムに入力していなかった。

 今後は防止策を徹底するとともに、市財産管理課が毎月1回、全公用車の車検証を確認する。