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東京オリンピック、競泳男子100メートルバタフライの予選で、水沼尚輝選手が全体12位で準決勝進出を決めました。川本武史選手は全体20位で準決勝進出はなりませんでした。

水沼選手は栃木県出身の24歳。練習環境が整った東京を拠点とする選手が多い中、「地方でも世界と戦えることを証明したい」と大学に進学したあと、新潟県で強化を続けてきました。
29日の男子100メートルバタフライでは予選6組に出場し、前半から積極的な泳ぎを見せ、この組4位でフィニッシュしました。タイムは51秒57で全体12位で準決勝進出を決めました。

一方、予選7組に出場した川本選手は愛知県出身の26歳。もともと背泳ぎの選手でしたが、大学からバタフライに重点を置き、ドルフィンキックや上半身のパワーをいかしたスピードが持ち味です。
29日のレースでは前半2番手で折り返しましたが、後半伸びず、51秒93でフィニッシュし、全体20位で準決勝進出を逃しました。

男子100メートルバタフライは30日午前10時半から準決勝が行われる予定です。

水沼「準決勝に向け準備を」

水沼選手はレース直後、「理想としては自己ベストを出せるくらいの勢いで行きたかったが、思うようにタイムが出ておらず、感覚とずれているのかなと思う。ここから準決勝に向けて時間が短く、いかに早くリカバリーするかが鍵になると思うので準備したい」と話していました。

川本「思うようなタイム出ず悔しい」

川本選手はレース後、「自分が思っているようにタイムが出ないのは悔しいです。結構自信がある練習もできていたので、ここまで自分の感覚とタイムがかけ離れていると冷静に何が悪かったのか分析することはできないです」と悔しそうに話していました。