もっと詳しく

格闘技ファンだけでなく、一般市民をも驚かせた衝撃の宣言だ。ボクシングの元世界6階級制覇王者のマニー・パッキャオが、現役引退を表明した。8月の復帰戦で判定負けを喫し王座統一を逃したパッキャオ。試合後に引退の可能性を示唆していた中、地元フィリピンでのインタビューにて「キャリアはすでに終わった」「今後は他のボクサーをサポートして世界王者に導きたい」と語り、正式に引退を表明したのだ。

 

 

2015年には、フロイド・メイウェザーとの伝説的な戦いを演じるなど、ボクシング界のレジェンドとして語られることも多いパッキャオの引退には、世界中の格闘技ファンから驚きの声が上がった。しかし、さらに驚いたのは自身の出馬宣言。フィリピンの上院議員を務めるパッキャオは、なんと2022年5月に予定されているフィリピン大統領選挙に出馬することを正式に発表した。

 

 

この投稿をInstagramで見る

 

Manny Pacquiao(@mannypacquiao)がシェアした投稿

 

自身の公式SNSで大統領選に出馬する決意を語ったパッキャオは「私はファイターです」「あなたの時間は終わりだ!」と、現大統領のロドリゴ・ドゥテルテに対する痛烈なメッセージを投稿。特定国との癒着や、汚職・不正が横行する現政権に文字通り「ファイター」として立ち向かうことを宣言したのだ。これにはファンも大盛り上がり。「行け! マニー!」「パッキャオ大統領……いい響きじゃないか!」「素晴らしい」と、パッキャオの挑戦を好意的に受け止めるコメントが殺到した。

 

 

この投稿をInstagramで見る

 

Manny Pacquiao(@mannypacquiao)がシェアした投稿

 

ボクシング界の英雄として自国でも高い支持を受けるパッキャオ。彼の出馬が、来年のフィリピン大統領選の結果を大きく左右させることは間違いないだろう。