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レバノンではこのところ、経済金融情勢が極めて悪化し、特にレバノン通貨の暴落から、諸物価高騰で食料品のみならず薬品までも変えないと、庶民の不満が激化していることは、何度か報告しましたが、アラビア語メディアはレバノン騒擾と題して(特にal qods al arabi net は小インティファーダとしている)28日レバノン各地で、若者がタイヤを燃やしたりして主要道路を閉鎖していると報じています。
それによるとベイルートの他、トリポリ(リビアにも同じ名前の町があり、こちらは東トリポリ、向こうは西トリポリとも呼ばれる)、サイダ(南レバノン最大の町で、フェニキア時代にはシドンとして知られていた)べカー等各地で若者が抗議をした由(写真)
しかし、軍は群衆が同日12時には取り敢えずの抗議を収めるとしていたので、期限を待ってタイヤの鎮火、交通再開をした由
要するに昨日の抗議は、今後の抗議の警告というう性格だったらしいが、問題が政治家の首のすげ替えなどという問題ではなく、経済、金融問題で、、一朝一夕に解決できる問題ではなさそうなので、レバノン危機はしばらく長引きそうです