サッカー男子の日本代表は予選リーグ第3戦でフランスに4対0で勝ち、予選リーグ3戦全勝で準々決勝進出を決めました。
オリンピックのサッカー男子で日本が全勝で予選リーグを突破したのは11回目の出場で今回が初めてです。
サッカー男子で日本が初めてオリンピックに出場したのは1932年のベルリン大会です。当時は予選リーグはなく、16か国が参加してすべてトーナメントで行われました。1回戦で日本は「北欧の巨人」と呼ばれたスウェーデンに3対2で勝ち、「ベルリンの奇跡」とたたえられました。
2回目に出場したのが戦後、1956年のメルボルン大会です。学生中心で編成した日本は1回戦で地元のオーストラリアに0対2で敗れました。
その後のオリンピックでトーナメントの前に予選リーグが設けられ、1964年の東京大会で日本は3回目の出場を果たしました。
このときは川淵三郎さんなどの活躍で予選リーグを1勝1敗で突破し、ベスト8に進出しました。
続く1968年のメキシコ大会は予選リーグを1勝2引き分けでベストエイトに進出しました。その後、3位決定戦に進んだ日本は地元のメキシコと対戦し、釜本邦茂さんと杉山隆一さんの名コンビの活躍で2対0で勝ち、初のメダルとなる銅メダルを獲得しました。

続く2000年のシドニー大会は2勝1敗で予選リーグを通過し、準々決勝でアメリカと対戦しました。試合はペナルティーキック戦になりましたが、4人目の中田英寿さんが外して惜しくもベストフォー入りを逃しました。

この大会は3位決定戦で韓国に敗れ、44年ぶりの銅メダル獲得はなりませんでした。
そして、前回、2016年のリオデジャネイロ大会は1勝1敗1引き分けに終わり、予選リーグで敗退しています。
3戦全勝でグループAを首位で通過しました日本。準々決勝は今月31日、ニュージーランドと対戦します。