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 日産自動車元会長、カルロス・ゴーン被告(67)の役員報酬を過少に記載したとして、金融商品取引法違反罪の共犯に問われた元代表取締役、グレゴリー・ケリー被告(65)の論告求刑公判。事件の「主役」であるゴーン被告は、同罪のほか、日産資金を流用したなどとして会社法違反(特別背任)罪でも起訴された。ただ、保釈後の令和元年末に中東レバノンに逃亡し、公判が開かれるめどは立っていない。検察側は論告求刑公判で、ゴーン被告の主導性を改めて浮かび上がらせた。