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 【パリ共同】フランスのブランケール国民教育相は28日、新型コロナウイルス対策として9月からの新学期に小中高校で適用する新たな措置を明らかにした。中高生のクラスで感染者が出た場合に濃厚接触者となる他の生徒は、ワクチン未接種なら在宅での遠隔授業にするとし、接種を強く促した。

 マクロン政権は今月、一般市民に関し、接種完了か陰性の証明がなければ飲食店や大規模商業施設、病院などを利用できなくする措置を発表した。

 フランスでは12歳以上が接種対象。ブランケール氏は、中高生が簡単に接種できるよう新学期から学校内か近くに計6千~7千の接種センターを設ける方針を表明した。