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 【ロンドン共同】英政府は28日、新型コロナウイルスワクチンの調達が困難な途上国を支援するため、英アストラゼネカ製ワクチンの対外供給を今週から開始すると発表した。6月の先進7カ国首脳会議(G7サミット)で表明した計1億回分のうち、まず900万回分を供給する。

 500万回分はワクチンを途上国に行き渡らせる国際枠組み「COVAX(コバックス)」に提供。残る400万回分は東南アジアや中南米、アフリカの国々に直接発送する。

 英国が議長を務めたG7サミットは、来年にかけて途上国を中心に計10億回分のワクチンを供給することで合意した。