出版社の徳間書店は、SNSの個人アカウントを使ってテニスの大坂なおみ選手に対する差別的な投稿を行ったとして、業務委託していた編集者との契約を解除したと発表しました。
徳間書店によりますと、運営するウェブサイト「&GP」に関する業務を委託していた編集者は、27日、東京オリンピックの女子テニスで大坂なおみ選手が敗退したことを受けて、SNSの個人アカウントを使って差別的な投稿をしたということです。
これに対して、ネット上などで批判の声が相次ぎ、アカウントはすでに削除されたということです。
徳間書店は、編集者の投稿は人権侵害を伴うもので、あってはならないことだなどとして、28日付けで契約を解除したと発表しました。
徳間書店は「多くの皆様に不快な思いをおかけし、誠に申し訳ございませんでした。株式会社徳間書店ならびに&GP編集部の見解とは全く相いれるものではなく、いかなる場合においても人権侵害はあってはならないことです」とホームページを通じて謝罪しました。