三越伊勢丹ホールディングスが29日発表した2021年4~6月期連結決算は、純損益が86億円の赤字(前年同期は305億円の赤字)だった。新型コロナウイルス流行による緊急事態宣言で、首都圏の店舗が生活必需品を除き一時休業したことなどが響いた。
売上高は885億円だった。会計基準を変更し前年同期と単純比較できないが、従来の基準だと前年同期比49.1%増の1963億円になる。
現在は全館が通常営業に戻っているが、同社は「依然として先行きが見通しづらい状況が続いている」とした。
22年3月期の業績予想は売上高4470億円、純利益10億円の従来予想を維持した。