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WHOの明確な嘘。

WHOがxiをスキップしてオミクロン株命名

  1. WHOは新型コロナウイルスの最新の変異株をオミクロン株と命名
  2. 新型コロナに対してはギリシャ文字を順番に当てていた
  3. 今回、”Xi”(クサイ・クザイ)がスキップされた
  4. 各メディアに対してスキップの理由は「よくあるラストネームだから」と説明
  5. WHOの2015年5月のベストプラクティス文書に則っているとしている
  6. ならばDeltaも人名・企業名・地域名で多いのでスキップするハズだが

こういう状況です。

スキップの理由として「よくあるラストネーム」を挙げたことについても、検証が為されています。

「Xiは良くあるラストネーム」は嘘:中国人の姓名順位

中国人・中華圏の姓名の順位については複数サイトがあり順位が一定ではないのですが、概ね「習」という字は300位程度となっています。

日本人名で言えば「榊原」あたりのものです。

また、「習」に限らずピンインがXiである名前に拡大したとしても、以下のサイトで見るとWikiに挙げられているもののうち、最高順位は「席」の169位。

2020年最新百家姓氏排名,快来看看你排第几?_人口

しかも、「王」とか特定の姓に偏りがある国だから希少度はもっと高い。

具体的には上位10個の姓だけで全体の44.1%を占めるという超偏った分布。

せいぜい数万人程度があてはまるにすぎないでしょう。

「中国」の選手 | 東京2020オリンピック | NHKを見ても、455人の中で上掲のWikiにあるXiがピンインの選手はなんとゼロ!

中華圏に限らずフットボールなど世界中の選手が集まるスポーツ競技の選手紹介を見ても、”Xi”を姓とする選手は私は見たことがありません。

なのでWHOの言う「Xiはよくあるラストネーム」というのはということになります。

Xiが「よくある」ならMu株の時点でスキップしていたはず

そして、Xiが「よくある」ならMu株の時点でスキップしていたはず。

Muのピンインの姓の方がXiよりも多いという指摘。

この理屈からはX(Chi=カイ)も避けるべきということになります。

このように、Xiを「人名に多いから」という理由で避けるならば、【無限の言葉狩り】の状況が生まれます。ただでさえチャイニーズは人数が多いのですから。

私は、あり得る説明として「X=カイ」との混同を避けるためにXiは用いないことに決めた、というものを待っていたのですが…

X=Chi=カイって、他の読み方無いですよね?Xi=クサイ・グザイは読みが複数あり得てコミュニケーション的に避けるべきでどちらかといえばXの方を残しておいた、という説明なら合理的だと思うのですが。

習近平を連想した者によるアジア人差別を助長しないための配慮?

WHOが配慮したのはチャイナの国家主席であるXi Jinping=シージンピン=(習近平)を連想した者が中国人・アジア人差別をすることを防ぐ意図だ、という主張。

WHOの意図にこの要素がまったく無かったと言えるかは分かりませんが、学歴を持ち出して他人を攻撃することに使えるほど一般的な真実ではないだろう。

既に、「よくあるラストネーム」という説明が非合理的なのですから。

本当にこのリスクを考慮したならば、WHOはそうであると説明するべきでしょう。

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これがWHOが依拠したルールですが、「人名」と「民族集団」は別項目ですから、直接的に習近平の連想を避けたなどと言わずともそのように説明すればいいのに。

また、既にこの状態なんだから、今更新たな変異株の名称がチャイナの国家元首の姓と一致したからといってほとんど変わらないと思われます。

確かに、それをきっかけにした差別的表現や揶揄は出るだろうけど、それは別の要素にかこつけて行われる行為とどれほど違うのか。

元々の差別意識が変わらない限り意味ないでしょう。

「Xi⇒習近平⇒アジア人差別」、という因果推論を思いつく人たちなら、「Xiを人名だからスキップ⇒習近平スキップだとして怒る⇒アジア人差別」という可能性も考えてるハズなので、「X=Chi=カイとの重複を避けるため」という説明の方がこの目的からはより無難だと思うのですが。

だいたい、そういう差別をする連中って、習近平すら知らないんじゃないの?

Xi⇒習近平⇒アジア人差別をする者が出る条件は以下

  1. Xiを「クサイ」「グザイ」と読まずに「シー」と読む
  2. 新型コロナのパンデミックの起点はチャイナ国内だったと知っている
  3. チャイナの国家主席(偉い人)にXi Jinping=シージンピンという人物がいると知っている
  4. 新型コロナの変異株の名称が「Xi」株だということを知る
  5. Xiをテキストで習近平と連想するor「シー」という音で習近平を連想する

この条件が揃わないと連想はできません。

アジア人を見たら中国人と思い、日本人も中国人と同一視される実態やコロナを理由としたアジア人揶揄は事実としてありますが、アジア人蔑視の大本はコロナが原因ではなく、長年の中国人の現地での振る舞いの蓄積によるものが大きい(より深い、歴史的な人種優越主義に基づくものもあるだろうが)。

コロナビールはコロナ禍で売上が伸びました(除チャイナ国内。2020年2~3月に「コロナの偏見のせいで売上が下がった」という情報が出回ったがデマ。コロナビール自身が否定)。その後メキシコ政府などが「不要不急の事業として生産停止された事で」現地での売上が減りましたが。

しかし、大々的な差別感情の対象にはなってません。今でも普通にスーパーなどで売られています。

習近平の妻・彭麗媛(Peng Liyuan)がWHOの親善大使

習近平の妻・彭麗媛(Peng Liyuan)がWHOの親善大使であるという事実。

Ms Peng Liyuan is appointed WHO Goodwill Ambassador魚拓

歴史的に見ても、国民党の蒋介石の妻である宋美齢がアメリカの対日政策に強い影響を与えたように、「チャイナ」の国家指導者の妻が純粋な国際貢献のために動いていると考えるのはあまりにナイーブだろう。

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