WHOの明確な嘘。
- WHOがxiをスキップしてオミクロン株命名
- 「Xiは良くあるラストネーム」は嘘:中国人の姓名順位
- Xiが「よくある」ならMu株の時点でスキップしていたはず
- 習近平を連想した者によるアジア人差別を助長しないための配慮?
- 習近平の妻・彭麗媛(Peng Liyuan)がWHOの親善大使
WHOがxiをスキップしてオミクロン株命名
- WHOは新型コロナウイルスの最新の変異株をオミクロン株と命名
- 新型コロナに対してはギリシャ文字を順番に当てていた
- 今回、”Xi”(クサイ・クザイ)がスキップされた
- 各メディアに対してスキップの理由は「よくあるラストネームだから」と説明
- WHOの2015年5月のベストプラクティス文書に則っているとしている
- ならばDeltaも人名・企業名・地域名で多いのでスキップするハズだが
こういう状況です。
スキップの理由として「よくあるラストネーム」を挙げたことについても、検証が為されています。
「Xiは良くあるラストネーム」は嘘:中国人の姓名順位
The WHO & MSM lied !
“Xi” ranks #332 among the most common Chinese last names.
Barely 1 in 10,000 people in China named “Xi”. https://t.co/a5gX3bGYMW pic.twitter.com/v0WsoEmzp3
— BenjaminT /Boycott 2022 Genocide Olympics (@BenjaminT0001) 2021年11月27日
中国の姓で296位とのこと。
「习」は「習」の簡体。
よくある姓ですね・・・🤣https://t.co/7MQzct8Oh6 pic.twitter.com/wq4ZhkwKRh— 晴川雨読 (@Seisenudoku) 2021年11月28日
中国人・中華圏の姓名の順位については複数サイトがあり順位が一定ではないのですが、概ね「習」という字は300位程度となっています。
日本人名で言えば「榊原」あたりのものです。
通信社がFOXを引用するってどうなんでしょうか。WHOもコメント出してますがNuをスキップしたのは英語のNewと区別がつかないから、XiをスキップしたのはピンインのXiが苗字としてたくさんありすぎるからです。「習」だけじゃないです。 https://t.co/2jppXdgktV pic.twitter.com/wLmak5NEfA
— Takaya Suzuki MD, PhD (@suzuki_takaya) 2021年11月28日
ピンインがXiである苗字の例 pic.twitter.com/ec1DtNy6We
— Takaya Suzuki MD, PhD (@suzuki_takaya) 2021年11月28日
また、「習」に限らずピンインがXiである名前に拡大したとしても、以下のサイトで見るとWikiに挙げられているもののうち、最高順位は「席」の169位。
しかも、「王」とか特定の姓に偏りがある国だから希少度はもっと高い。
具体的には上位10個の姓だけで全体の44.1%を占めるという超偏った分布。
せいぜい数万人程度があてはまるにすぎないでしょう。
「中国」の選手 | 東京2020オリンピック | NHKを見ても、455人の中で上掲のWikiにあるXiがピンインの選手はなんとゼロ!
中華圏に限らずフットボールなど世界中の選手が集まるスポーツ競技の選手紹介を見ても、”Xi”を姓とする選手は私は見たことがありません。
なのでWHOの言う「Xiはよくあるラストネーム」というのは嘘ということになります。
Xiが「よくある」ならMu株の時点でスキップしていたはず
Xi is a fairly rare surname. Mu, already used for a COVID variant name, and Chi are more common. https://t.co/Zjml7ff4Ji pic.twitter.com/Fkx6vvFrln
— John Stone (@jnzst) 2021年11月28日
そして、Xiが「よくある」ならMu株の時点でスキップしていたはず。
Muのピンインの姓の方がXiよりも多いという指摘。
この理屈からはX(Chi=カイ)も避けるべきということになります。
この程度で名称の使用を控えるべき、という話になるんなら、ほとんど言葉狩りのレベル。
言葉の生殺与奪の権をチャイナに握られるということ。この恐ろしさはあまり知覚されないために軽視されている。
— Nathan(ねーさん) (@Nathankirinoha) 2021年11月29日
このように、Xiを「人名に多いから」という理由で避けるならば、【無限の言葉狩り】の状況が生まれます。ただでさえチャイニーズは人数が多いのですから。
私は、あり得る説明として「X=カイ」との混同を避けるためにXiは用いないことに決めた、というものを待っていたのですが…
X=Chi=カイって、他の読み方無いですよね?Xi=クサイ・グザイは読みが複数あり得てコミュニケーション的に避けるべきでどちらかといえばXの方を残しておいた、という説明なら合理的だと思うのですが。
習近平を連想した者によるアジア人差別を助長しないための配慮?
🇺🇸で暮らしていると、”Xi (ξ)”というギリシャ文字をあてた場合、Xi Jinping(習近平)を連想した人達のアジア人差別感情がかきたてられ、道端でいきなり殴られるぐらいのリスクは実際に感じるのですが、なんでこれに配慮したWHOの信用が地に落ちないといけないんでしょうか。文字飛ばしただけですけど。 https://t.co/ViwGQ2SMxL
— 手を洗う救急医Taka「みんなで知ろう! 新型コロナワクチンとHPVワクチンの大切な話」発売中 (@mph_for_doctors) 2021年11月28日
WHOが配慮したのは中国ではなくて中国人・アジア人だということを想像するの、そんなに難しいですかね。コロンビア大学に通ってたのならわかりそうなもんですけど。
— 手を洗う救急医Taka「みんなで知ろう! 新型コロナワクチンとHPVワクチンの大切な話」発売中 (@mph_for_doctors) 2021年11月28日
WHOが配慮したのはチャイナの国家主席であるXi Jinping=シージンピン=(習近平)を連想した者が中国人・アジア人差別をすることを防ぐ意図だ、という主張。
WHOの意図にこの要素がまったく無かったと言えるかは分かりませんが、学歴を持ち出して他人を攻撃することに使えるほど一般的な真実ではないだろう。
既に、「よくあるラストネーム」という説明が非合理的なのですから。
本当にこのリスクを考慮したならば、WHOはそうであると説明するべきでしょう。
これがWHOが依拠したルールですが、「人名」と「民族集団」は別項目ですから、直接的に習近平の連想を避けたなどと言わずともそのように説明すればいいのに。
もう2年弱だらだらコロナやってて、大半の人間は中国とWHOの関係や初期対応を訝しんできたのに、
「何?Xi株だと?!Xi…Xi…習近平…中国!むむッ、無性にアジア顔を殴りたくなってきたぞ…!!」
なんて今更なるわけないじゃん。大体みんな言わないだけでずっとチャイナガーッて思ってたよw https://t.co/gg21u2Jyr5
— 🇺🇸Blah💬 (@yousayblah) 2021年11月29日
また、既にこの状態なんだから、今更新たな変異株の名称がチャイナの国家元首の姓と一致したからといってほとんど変わらないと思われます。
確かに、それをきっかけにした差別的表現や揶揄は出るだろうけど、それは別の要素にかこつけて行われる行為とどれほど違うのか。
元々の差別意識が変わらない限り意味ないでしょう。
「Xi⇒習近平⇒アジア人差別」、という因果推論を思いつく人たちなら、「Xiを人名だからスキップ⇒習近平スキップだとして怒る⇒アジア人差別」という可能性も考えてるハズなので、「X=Chi=カイとの重複を避けるため」という説明の方がこの目的からはより無難だと思うのですが。
だいたい、そういう差別をする連中って、習近平すら知らないんじゃないの?
Xi⇒習近平⇒アジア人差別をする者が出る条件は以下
- Xiを「クサイ」「グザイ」と読まずに「シー」と読む
- 新型コロナのパンデミックの起点はチャイナ国内だったと知っている
- チャイナの国家主席(偉い人)にXi Jinping=シージンピンという人物がいると知っている
- 新型コロナの変異株の名称が「Xi」株だということを知る
- Xiをテキストで習近平と連想するor「シー」という音で習近平を連想する
この条件が揃わないと連想はできません。
何が皮肉って、このツイートにぶら下がる「アメリカ人ってこれだから…」みたいなコメントを見るに、大した根拠もなく「アジアンヘイトはコロナが原因論」を唱える側が米国人全体への偏見を助長している件。
実際はコロナ政策で大量釈放された囚人が、元々か弱いアジア系を殴ってるとかそんなところ。 https://t.co/gg21u2Jyr5
— 🇺🇸Blah💬 (@yousayblah) 2021年11月29日
アジア人を見たら中国人と思い、日本人も中国人と同一視される実態やコロナを理由としたアジア人揶揄は事実としてありますが、アジア人蔑視の大本はコロナが原因ではなく、長年の中国人の現地での振る舞いの蓄積によるものが大きい(より深い、歴史的な人種優越主義に基づくものもあるだろうが)。
コロナビールはコロナ禍で売上が伸びました(除チャイナ国内。2020年2~3月に「コロナの偏見のせいで売上が下がった」という情報が出回ったがデマ。コロナビール自身が否定)。その後メキシコ政府などが「不要不急の事業として生産停止された事で」現地での売上が減りましたが。
しかし、大々的な差別感情の対象にはなってません。今でも普通にスーパーなどで売られています。
習近平の妻・彭麗媛(Peng Liyuan)がWHOの親善大使
習近平の妻・彭麗媛(Peng Liyuan)がWHOの親善大使をつとめている、という事実を指摘いたします
WHO公式
Ms Peng Liyuan is appointed WHO Goodwill Ambassadorhttps://t.co/74oNJWtMOcCRI日本語(添付画像)https://t.co/54Du4crvFo https://t.co/zD5GaLL3kR pic.twitter.com/Sg1pW95h9p
— うさぎますく🍩☕️🥕 (@usagimaskchan1) 2021年11月28日
習近平の妻・彭麗媛(Peng Liyuan)がWHOの親善大使であるという事実。
Ms Peng Liyuan is appointed WHO Goodwill Ambassador(魚拓)
歴史的に見ても、国民党の蒋介石の妻である宋美齢がアメリカの対日政策に強い影響を与えたように、「チャイナ」の国家指導者の妻が純粋な国際貢献のために動いていると考えるのはあまりにナイーブだろう。
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