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“いま購入時に押さえておきたいキーワード”とともに、製品それぞれの魅力を紹介。今回は、吸引と水拭きを1台でこなすロボット掃除機に要注目。2台持ちよりも省スペースで導入できるうえ、昨今は単機能タイプと比べて遜色ないほどの高い走行技術を備えた製品もある。障害物の回避性能のほか、自動ゴミ収集機や見守り機能などの付加価値を見極めたい。そこでGetNavi本誌家電担当がその使い心地をチェック!

※こちらは「GetNavi」2021年9月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

2眼カメラで障害物を避け安定した圧力で水拭きを行う

ロボロック

Roborock S6 MaxV

実売価格8万5000円

2眼カメラで障害物までの距離を立体的に見極めて回避。2500Paの吸引清掃に加え、水拭きも常に一定の圧力でムラなく行う。水拭き禁止エリアを設定でき、拭き掃除中にカーペットが濡れるのを防止。掃除する部屋の順番もアプリで指定できる。

SPEC●吸引力:2500Pa●清掃モード:エリア掃除・目的地指定・スポット掃除・おやすみモード・カスタム清掃●乗り越え高さ:20mm●音声操作:Googleアシスタント、Amazon Alexaに対応●サイズ/質量:W353×H96.5×D350mm/約3.7kg

 

最長稼働時間:約180分

充電時間:約6時間

ダストボックス容量:0.46l

マッピング技術:LDSレーザーセンサー

 

↑本体カメラで留守中の自宅の見守り可能。出先から本体を遠隔操作して動かし、ペットの様子が見られる

 

↑物体までの距離を正確に計測し、障害物の際まで近づいて掃除。スリッパやケーブルなど障害物の種類も認識する

 

↑スタンピングするように水拭き。圧力ムラがなく均一に清掃できた。アプリで部屋ごとに好きな水量を設定可能だ

 

【Impression】

見守り機能や方言の音声案内などユニークな機能が満載

実際に使った印象では吸引力は十分。水拭きはゴシゴシ拭き取る振動式ではないが、汚れの除去性能は高い。障害物回避性能が優秀で、モノが多い部屋も円滑に掃除。留守中の見守り機能や音声案内を方言に変更できるギミックも斬新だ。メンテ面はブラシの毛絡みに加え、ゴミ捨て時にゴミがこぼれやすいことがあるので要注意。

 

[5点満点で評価]

吸引性能:4.5/5.0

水拭き性能:4.0/5.0

走行性能:5.0/5.0

独自機能:5.0/5.0

お手入れのしやすさ4.0/5.0

GetNavi編集部 家電担当
青木宏彰

家電コーディネーター資格保持。菌・ウイルスまで対応する空気清浄機の信頼性を説く。