政府は29日、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の急拡大を受けた水際対策の強化措置として、全世界を対象に外国人の入国を禁止すると発表した。期間は他の措置と合わせて「当面1カ月」とし、30日午前0時から適用。日本人の帰国者らに指定施設での待機を求める対象には、英国やドイツなど14カ国・地域を加える。
1日当たりの入国者数の制限は26日、従来の3500人から5千人程度に緩和したばかりだったが、再び3500人に引き下げる。日本人の帰国者が自宅などで待機する期間は、新型コロナワクチン接種が済んでいても14日間とする。