英北部グラスゴーで31日から開かれる国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)序盤の首脳級会合で、英国政府が森林利用や自動車の脱炭素、温室効果ガス排出削減の強化など個別の議題に関するセッションを開き、首脳レベルでの温暖化対策強化を打ち出す方針であることが29日分かった。日英の交渉関係者が明らかにした。
英国は、首脳レベルで取り組みの強化に合意し、自動車や製鉄などの分野で新たな国際目標を作ることも目指すが「短時間で、どこまで議論がまとまるかは未知数」(日本政府の交渉筋)との声もあり、一致した方針を出せるかは不透明だ。