ディズニーの名曲を歌とストーリーテリングで魅せるライブステージ「Disney 声の王子様 Voice Stars Dream Live」シリーズが、7月22日に配信限定公演「Disney 声の王子様 Voice Stars Dream Live Streaming 2021」を開催した。
この配信ライブは、神戸公演(4月開催)と東京公演(6月開催)で収録された映像に、スペシャル・アピアランスのステージを加えて構成された特別版。キャスト13名が、約2時間にわたる壮大な夢のひとときを届けてくれた。
【出演者】
伊東健人さん、植田圭輔さん、浦田わたるさん、太田基裕さん、岡宮来夢さん、木村良平さん、島﨑信長さん、仲田博喜さん、仲村宗悟さん、三浦宏規さん、森久保祥太郎さん
スペシャルアピアランス:加藤和樹さん、浪川大輔さん
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前半戦は壮大な『アラジン』の世界へ
城を模した豪華なステージの上で、1曲目に披露されたのは『眠れる森の美女』の『いつか夢で』。太田さん、仲村さん、森久保さんがステージの各所から登場すると、ミドルテンポの楽曲を優しい歌声で届けてくれた。聴き慣れた楽曲も、オリジナルアレンジと“王子様”たちの歌声で聴くと新たなきらめきが宿る。ステージ中央のモニターには、同作の名シーンが映し出され視聴者を没入させた。
その後も、様々なディズニー作品の名曲が続いた。伊東さんは、『ノートルダムの鐘』の主人公・カジモドを意識した緑とベージュの衣装で、『僕の願い』を披露。カジモドの思いを代弁するような、豊かな表現力で聞かせた。また、植田さんの朗読からはじまった『ライオンキング』の『愛を感じて』は、岡宮来夢さんが歌唱。ダンサー2人を従え、踊りながらも厚く伸びやかな歌声で魅了した。
朗読で幕を開けた『アラジン』パートでは、全4曲を観ることができた。木村さんによる『ランプの伝説』朗読と『アラビアン・ナイト』の歌唱は、まるでミュージカルのオープニングのような重厚さ。変幻自在な声色と伸びやかな歌声で一気に同作の世界へと引き込むと、浦田さんの『ひと足お先に』へと繋いだ。主人公のアラジンが町人たちとドタバタを繰り広げるシーンで披露される同曲だけに、浦田さんの歌声も軽快。ダンサーたちとワチャワチャとした雰囲気も表現した。
『ホール・ニュー・ワールド』は仲田さんが歌唱。ステージの上手から下手までたっぷりと使い、生き生きとしたパフォーマンスを見せた。ゴールドの刺繍が入った白のロングコートが翻る様子は、まさしく“王子様”の美しさだ。また、実写版『アラジン』でジャスミンが歌った『スピーチレス』は、三浦さんが歌唱。“強さ”を象徴する楽曲を力強くも幻想的に魅せ、『アラジン』パートを締めくくった。