トップギア編集部は、古いレーシングカーが好きだ。特に、今もなお走り続けている古いレースカーが好きだ。そして、それがこのような姿であるならば、それはケーキの上のアイシングのようなものである。
上の写真は、1982年にローレン・セント・ローレンスがハンドルを握ってトランザムシリーズに参戦したDeAtley Motorsport/Michelobのメルセデス・ベンツ 450 SLである。チューブラーフレームのシャシーにグラスファイバー製のSLパネルをワイドボディ化したこのモデルは、シルエットレーサーの中でも最も美しいもののひとつといえるだろう。オーナーのNeat DeAtley氏は、当時アイダホ州でメルセデスのディーラーを経営していたため、R107のような外観になっている。
エンジンは元々5.0リッターのV8ユニットだったが、トランザムの規定に合わせて4.5リッターにデストロークされたものを搭載。5速マニュアルギアボックスにコネクトされており、車全体が最近整備されている。
そうそう、この車は1月上旬に開催されるMecum Auctions Kissimmeeで販売される。この車を買うと、スペアの鋳鉄ブロックとアルミヘッド、追加のボディパネル、エンジン内部の部品も手に入るんだ。もちろん、そのためには私たちと戦わなければならないけどね…。
=海外の反応=
「この記事を執筆したグレッグ ポッツさん、この「失われた名車」の感想を投稿していただき、ありがとうございます。私はメルセデスのディーラーであり、引退したニールの友人でもあり、30年以上所有しています。この車が受け継がれていくのを見届けるために売りに出しているんです。今まで乗ってきた車の中で、最もエキサイティングな車の一台です。ありがとうございました」