東京オリンピック大会7日目の29日、卓球の女子シングルスの3位決定戦が行われ、世界ランキング2位の伊藤美誠選手が、世界47位のシンガポールのユー・モンユー選手と対戦しました。
伊藤選手は第1ゲーム、相手の粘り強さに苦しめられて5連続でポイントを失うなど6対11でこのゲームを落としましたが、第2ゲーム、第3ゲームは力強いフォアハンドなどで続けて奪いました。
第4ゲームも伊藤選手がポイントを重ねて一時、6対1と大きくリードしましたが、この後、攻撃にミスが目立ち、8対7と追い上げられたところでタイムアウトを取りました。
タイムアウトの後、伊藤選手は相手のボールを粘り強く返し、コースを突くショットも見せて3連続ポイントを奪い、このゲームも取りました。
伊藤選手は続く第5ゲームも取ってゲームカウント4対1で勝って、銅メダルを獲得しました。
女子シングルスでのメダル獲得は日本選手で初めてで、伊藤選手は今大会、混合ダブルスの金メダルに続き2つめのメダルです。