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 【ワシントン共同】米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は、共和党支持者の一部が新型コロナウイルスのワクチン接種やマスク着用の義務化に抵抗していることを念頭に、政治的な分断が感染拡大の大きな要因になっているとの懸念を示した。28日放映のCBSテレビとのインタビューで語った。

 共和党の知事や議員を中心に、マスク非着用やワクチン非接種の自由などを訴えている現状について「政治的な信条で公衆衛生の理念も決めている。米国内の分断が最大の過ちだ」と嘆いた。

 感染者や死者の累計が世界最多の米国は今年の死者が昨年の約38万5300人を超えた。