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 日本銀行の黒田東(はる)彦(ひこ)総裁は28日、金融政策決定会合後の記者会見で、一時1ドル=114円台まで円安が進んだ最近の為替相場について「“悪い円安”ではなく、日本経済にとってマイナスになることはない」との認識を示した。海外展開する企業の収益を押し上げる効果などが、輸入コストや家計負担増といった「マイナスの影響をかなり上回っている」と強調した。