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 東京電力ホールディングスが新規参入の電力会社(新電力)向けに始めた、余剰電力を預かるサービスが好調だ。ポンプでダムに水をくみ上げて発電する、揚水式の水力発電所を巨大な蓄電池のように活用する。新電力は電力需給が逼迫(ひっぱく)した際に、卸市場から高価格の電気の調達を迫られ、収益が悪化する危険を回避できる。東電は今冬や来夏の需給逼迫を見据え、新電力に利用を呼び掛けている。