ソニーモバイルの2021年フラッグシップ、Xperia 1 III。
依然として「唯一」の4Kディスプレイを搭載したスマートフォンの最新モデルですが、今回、DXOMarkがこのXperia 1 IIIのディスプレイ評価を掲載していました。
同サイトによるXperia 1 IIIのディスプレイ評価の総合ポイントは86。
DXOMarkのディスプレイ評価は比較的新しく、まだ対象となっているのは45機種程度ですが、このXperia 1 IIIはその中でも22位とほぼ真ん中。
iPhone 13シリーズやGaalxy S21シリーズ、さらには多くの昨年のフラッグシップモデルにすら劣る結果となっています。
Xperiaフラッグシップ、と言えば以前からディスプレイの画質においては高評価という印象なので、なぜ?というのが正直なところ。
ただ、項目別の評価内訳をみてみると:
Readability、つまり画面上の文字などの「読みやすさ」の項目が特に低くなっているのが分かります。
長所
暗い場所や室内でも、正確な色を再現
ゲーム体験は非常に快適
画面全体に均一に表示
短所
日光の下で画面が見ずらい
斜めから見ると、緑がかった強い変化がある
動画では、わずかなグリーンキャスト、不正確なトーンマッピング、頻繁なフレーム落ちの影響を受ける
要は、「画面が暗い」というのが最大の欠点となり評価を落としているようです。
確かにXperia 1 IIIは前モデルと比較するとかなり最大輝度はアップしているといわれていますが、それでもライバル機種には及ばないといった感じ。
確かにいくら画質が良くても画面が暗くて見えにくかったら意味がない、というのは分かります。
ただ、Xperia 1シリーズのディスプレイ輝度が低いのは4Kディスプレイ搭載によるバッテリー持ちや発熱との兼ね合い、という指摘も。
そうなると、4Kディスプレイを継続する以上、Xperia 1シリーズの「暗い画面」というのはなかなか改善が難しそうですね。
ソース:DXOMark
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