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米4ー6月期GDP 年率6.5%増 新型コロナ前の水準上回る

 アメリカのことし4月から6月までのGDP=国内総生産は年率換算で6.5%のプラスとなり、GDPの規模は新型コロナウイルスの感染が拡大する前の水準を上回りました。

 アメリカ商務省が29日に発表した4月から6月期のGDP=国内総生産は、物価の変動を除いた実質で年率6.5%のプラスでした。新型コロナウイルスのワクチン接種の拡大や政府による巨額の財政出動で個人消費が大幅に増加したためで4四半期連続のプラス成長です。また、GDPの規模は新型コロナの感染が拡大する前の2019年10月から12月期の水準を上回り、アメリカ経済の回復の強さが鮮明となりました。

 ただ、ここにきてアメリカではインド型変異ウイルス「デルタ株」の感染が急拡大していて、先行きへの不透明感は日に日に強まっています。