もっと詳しく

2022年4月4日、東京証券取引所の1部、2部、マザーズ、ジャスダックから成る市場区分が廃止され、新たにプライム、スタンダード、グロースの3市場に再編される。上場企業はこの9月から、移行先の新市場を選ぶことになるが、最上位市場となるプライムの基準に満たない東証1部企業は7月時点で664社存在する。プライムか、スタンダードか、あるいは上場廃止か――。究極の選択を迫られる企業、そこに商機を見いだす金融機関、そして再編を仕掛ける東証。各社各様の思惑が交錯する大騒動の最前線に迫る。