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2021年9月に『あのころなにしてた?』(新潮社)が発売となった綿矢りさ氏。新著は小説ではなく、新型コロナウイルスに翻弄された2020年の1年間を日記にまとめた1冊だ。01年に17歳で文藝賞を受賞した『インストール』(河出書房新社)から、今年で作家デビュー20年。等身大の主人公たちを通じ、日常を巧みな感性で描いてきた作家は、コロナ禍の日々に何を考えていたのか。