ブラックフライデーで販売されているセール品の9割は、過去に同じ価格もしくはそれよりも安い価格で販売されているという、英国での追跡調査が話題になっている。
これは英BBCが、ブラックフライデーのセールを実施している6つの業者の201製品を対象に前後6カ月間の価格を調査したところ、ブラックフライデーが最安値だった製品はたった1つしかなく、184製品は価格が同じか、もしくは過去により安く販売されていたというもの。もっともひどいケースでは、ブラックフライデーでは309ポンドで売られていた洗濯機が、5カ月前には249ポンドで売られていた事例があり、ジャンル別ではこの洗濯機のほか、サウンドバーやテレビで、こうした事例が多く確認できたとしている。これはあくまでイギリスの事例だが、日本でもセール直前に価格を上げることによってさも大幅に値引きしているように見せかける例は多数報告されており、ユーザーは見せかけの割引率を見るのではなく、価格推移のグラフを表示するツールなどを使って、自衛する必要がありそうだ。