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 ウクライナ情勢をめぐって緊張が続く中、アメリカのバイデン大統領とロシアのプーチン大統領が30日に電話会談を行うことが明らかになりました。

 アメリカ政府は、バイデン大統領とロシアのプーチン大統領が30日に電話会談を行い、幅広い議題について協議すると発表しました。「ロシア側の要請に応じたもの」と報じています。

 ウクライナ国境沿いでロシア軍が兵力を増強させ緊張が高まる中、両首脳は今月7日にテレビ会議で会談し、バイデン大統領はロシアがウクライナに侵攻した場合は、強力な経済措置などで応じると警告しました。一方、ロシア側は、NATO(北大西洋条約機構)がこれ以上東に拡大しない法的な保証を求めています。両国は1月10日に戦略的安定対話の協議を行う予定で、一連の協議で緊張緩和につなげられるかが焦点となっています。

 また、米ロの首脳電話会談を前にアメリカのブリンケン国務長官は29日、ウクライナのゼレンスキー大統領と電話で会談し、事態打開に向けた対応を協議しています。