コロナ禍で外出できず、時間を持て余していたのかもしれない。
選手村「段ボールベッド」の神話崩壊…“夜の濃厚接触”でも「壊れない」と海外選手が動画投稿
東京五輪に参加しているイスラエルの野球代表選手が短編動画投稿アプリ「TikTok」に投稿した、選手村の部屋の段ボール製ベッドの上で数人が飛び跳ね、ベッドを“破壊”する経緯を映した動画が波紋を呼んでいる。
すでに削除された動画では冒頭、「ベッドを壊すのに何人のイスラエル人が必要かを調べる」との説明があった後、1人ずつベッドに上がってジャンプ。5人の段階で「もうすぐ」とのナレーションが入り、最終的に9人で壊れる様子が映っていた。
国を代表する一流アスリートが修学旅行中の生徒のように暴れる姿には呆れてしまうが、この動画をツイッターに転載したのがイスラエルの「公共放送」(KAN)だったところにも驚いてしまう。
選手村の段ボールベッドを提供しているのは、総合寝具メーカーの「エアウィーヴ社」(本社・東京)。耐久性テストでは200キロまでの荷重に対応できる仕様になっているという。思わぬ形で注目を集める形になった段ボールベッドだが、強靭な体つきの複数の五輪代表選手が飛んだり跳ねたりしてもすぐに壊れなかったのだから、格好の製品PRになったに違いない。
あらためて同社に受け止めを聞くと、担当者がこう答えた。
「ある程度、選手らがベッドの上でジャンプすることは想定していました。(大人数でも?)そうですね。壊れてしまったのは残念ですが、選手に大きなけががなくてよかったと思います。弊社としては今後も選手がベストパフォーマンスを発揮できるようサポートしたいと考えています」(PR室)
CMでおなじみ 「100人乗っても大丈夫!」はイナバ物置(稲葉製作所・東京)のキャッチフレーズだが、「エアウィーブ社」の段ボールベッドも「五輪選手がジャンプしても大丈夫!」として有名になるかも……。