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2019年末に発生して2021年8月になっても世界中で猛威を振っている新型コロナウイルスは、咳やくしゃみによって拡散する飛沫(ひまつ)が主な感染経路とされており、飛沫を吸い込んだり汚染された物体の表面と接触したりすることで感染が広がるとされてきました。しかし、世界保健機関(WHO)やアメリカ疾病予防管理センター(CDC)が「新型コロナウイルスが空気感染する可能性」を認めました。さらに、専門医や大気化学者などの専門家で構成された研究チームが、「これまで使われていた空気感染の定義を根本的に見直し、新型コロナウイルスを含めた呼吸器症候群への対策を強化するべきだ」と主張する論文を発表しました。

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