CD Projekt Groupは,2021年第3四半期の業績を展望する新たなプレスリリースを公開した。「サイバーパンク 2077」と「ウィッチャー3 ワイルドハント」の新世代版(PlayStation 5 / Xbox Series X)は10月に延期がアナウンスされたが,その後はスケジュールどおりに開発が進められているという。「サイバーパンク 2007」は2022年第1四半期,「ウィッチャー 3 ワイルドハント」は2022年第2四半期となっており,どちらもPlayStation 4/Xbox One版の利用者には無料でのデジタルアップグレードが予定されている。
ゲーム開発部門であるCD Projekt RED,そしてオンライン配信/販売サイトのGoG.comなどを統括するCD Projektは,2021年第3四半期においては前年同期比で40%増となる1億4400万ズウォティ(約40億円)の収益を得た。しかし,その利益は1600万ズウォティ(約4400万円)ほどに留まっている。このことについて,同社CFOのピョートル・ニウルボウィッツ(Piotr Nielubowicz)氏はプレスリリースの中で,「サイバーパンク 2077のアップデート継続によるコストとともに,まだ初期段階の新しいプロヘクトへの投資によるもの」としている。
この新しいプロジェクトとは,2021年初頭に買収したカナダのバンクーバーを拠点にするスタジオCD Projekt RED Vancouver(Digital Scapes)と,アメリカのマサチューセッツ州にあるThe Molasses Floodの2社で進められているという。Digital Scapesは,BioWareの一部メンバーが2012年に独立して設立したスタジオで,対戦型のゲームの開発に強みがある。The Molasses Floodは元Irrational Gamesのメンバーによって設立され,2016年にはサバイバルアクション「ザ フレイム イン ザ フラッド」をリリースしている。
CD Projekt RED Vancouverでは,CD Projekt RedのIPを利用した新作を,The Molassess Floodは何かの新しいIPタイトルを企画しているとのことで,今後の正式発表に期待しておきたいところである。
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