アストラゼネカ製ワクチン 40歳以上に使用の方針固める 厚労省
イギリス・アストラゼネカ社の新型コロナワクチンについて、厚生労働省は40歳以上を対象に公的な予防接種に用いる方針を決めました。
アストラゼネカのワクチンは国内では今年5月に承認されましたが、接種後、ごくまれに血栓ができるなどの報告があることから、厚労省は当面の使用を見送っていました。しかし、全国的に感染が急拡大し、40代と50代の重症者が増加していることなどから、厚労省はきょう午前開いた専門部会で、アストラゼネカのワクチンについて、40歳以上を対象に公的な予防接種に用いる案を示し、了承されました。
また、原則として40歳未満への接種は行わないとしていますが、▽他のワクチンにアレルギーなどがあり、接種を希望した場合や、▽他のワクチンの流通が止まった場合などに限り、接種を認めるとしています。