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緊急事態宣言拡大も政府の対策に“手詰まり感” 今夜、菅首相会見

 菅総理は今夜記者会見し、今後の感染対策について説明を行います。国会記者会館から報告です。

 宣言の対象地域は拡大されますが、政府の対策は“手詰まり感”に満ちています。

 政権幹部の1人は“これまで通りのことを続けていくしかない”として、酒類の提供の自粛要請など従来の対策に取り組む考えを示しています。

 政府は今後の対策について、ワクチンによる感染抑止と治療薬の活用による重症化リスクの抑制に特に力を入れていく考えで、今夜の菅総理の会見でも、こうした対策を改めて強調するものと見られています。また、会見では、どういった条件が整えば宣言などを解除することができるのかなどの、いわゆる出口論について、どう触れられるかも注目されています。

 しかし、解除の前倒しについて、政府内は「現状では厳しい」という声が多数となっていて、この困難な状況を克服する具体策を導き出せない苦しい状況が続いています。