昨年発生した”令和2年7月豪雨で、岐阜県瑞浪市大湫町にあった御神木の杉が倒木した。この杉の倒木原因について、名古屋大大学院の平野恭弘准教授らの研究グルーブが調査を行った結果が発表された(毎日新聞)。
なおこの御神木はともと樹齢1200~1300年と推定されていたが、倒木後の調査により樹齢は約670年に修正されている。倒木は豪雨により地盤が緩んだことも一因だが、それだけではなく、根の体積が幹に比べて小さかったことも影響したという。豪雨による土壌への水分量の増加、樹齢約670年という腐朽要素などが組み合わさり、結果として御神木はバランスを崩して倒木したとしている。
研究では、倒木を防ぐためには、地上部だけの観察だけでなく、地中レーダーを活用して根の育成状況などの観察も必要だとしている。
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