沖縄県各地に大量の軽石が流れ着いている問題で、29日から撤去作業が進められている港では、30日、軽石が流れ込むのを防ぐためのネットが設置された。
沖縄県では、10月中旬ごろから、海底火山の噴火とみられる軽石が流れ着き、漁船が出航できないなど、影響が出ている。
また、港の内側では、軽石を撤去しやすいようにネットを引っ張って、陸側に寄せている様子も確認された。
港では、29日からショベルカーを使って撤去作業を進めているが、撤去には数週間かかるとみられている。
ところで、軽石は、31日の衆院選挙にも影響を与えるとみられる。
沖縄本島からおよそ5km東にある久高島では、港に軽石が流れ込んだことで、定期船の運行が止まっている。
このため、選挙管理委員会は、海上保安庁や自衛隊のヘリコプターを使って、投票箱を本島に運べるよう検討を進めている。