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「人材」関連銘柄について、アナリストの村瀬智一さんが解説。国内では、コロナ禍の長期化で厳しい雇用情勢が続く一方、ワクチン接種率で米国を上回り、新規感染者数の減少傾向が続いていることから、徐々に改善の方向に進む可能性も見えてきています。実際、いち早く経済活動の再開が進んでいる米国では、現在、人手不足が深刻化しています。米国の労働省が9月8日に発表した7月の雇用動態調査では、求人数が1093万人、求人数から採用数を引いた人数が426万人と、いずれも過去最多を更新しました。また、FRB(連邦準備委員会)が8日に発表した地区連銀経済報告(ベージュブック)でも、米国の人手不足問題が指摘されていました。こうした人手不足は、今後、経済再開が進んでいく日本でも十分に起こりうることだと考えられます。そこで今回は、「人材」関連銘柄に注目しました。