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ごく個人的な趣味として最近始めたゲーム(実況)配信。当初はこだわりゼロだったのに、「アレもしたい、コレもしたい」とじわじわ欲が出て購入に至った製品群……振り返ってみたらキャプチャと動画編集の話題だらけでした。

 

発売時期がちょっと古いものが多いですが、ここでは2021年のゲーム配信ライフを間違いなく楽しくしてくれた5アイテム+1を紹介します。

 

その1:USBビデオキャプチャ「GV-USB2」(アイ・オー・データ)

レトロゲーム配信の超定番機。本体部分が小さく、一見「映像変換ケーブル」的な何かに見えますが、これでれっきとしたビデオキャプチャ製品。USB端子につなげば、非力なノートPCでも簡単にアナログ映像の取り込み&ライブ配信ができます。スーパーファミコン~初代プレステあたりの世代のゲーム機とは相性抜群で、ちょっと高画質なSビデオ接続に対応できるのも良いです。

 

価格は、「もし仮にうまく動作しなくてもいいや」と気軽に買えてしまった3000円台。結果的には抜群のコスパを発揮してくれたうえに、この製品が以後の「ゲームキャプチャ沼」の入口となったのでした。ゲーム以外にも、家庭用ビデオテープなどの取り込み・DVD化にも幅広く使えることから、まさに持っておいて損なし。2010年の発売から10年以上経った今も買えてしまうというロングセラーぶりもそれを証明しているのではないでしょうか。

↑このパッケージから、ゲーム実況配信に使える製品だと気づくのは難しいかも

 

その2:USBビデオキャプチャ「GV-USB3/HD」(アイ・オー・データ)

HDMI接続タイプのビデオキャプチャ。この型番が意味しているように、上に挙げた「GV-USB2」の後継、あるいは上位に位置する製品です。画質は720p(HD)と並程度ながら、HDMIで接続する現行ゲーム機の多く(Nintendo Switchなど)をPCでキャプチャ&配信できるようになります。

 

HDMIビデオキャプチャは選択肢がかなり多いので悩みどころですが、同時期に検討していた「動画編集ソフト」が同梱されていたことが購入の決め手に。同梱の「PowerDirector」は旧バージョンながらも、いわゆる体験版ではなく機能制限付きの製品版という扱い。簡単な編集であればこれ一本でOKなので、動画編集とはどんなものなのかを知る入門用としては悪くない内容でした。

 

↑PCとの接続はUSBケーブル一本のみ、あとはゲーム機をつなぐだけ。HDMI端子はIN・OUTの2系統がついており、ここからテレビへの同時出力もできます

 

番外編:USBビデオキャプチャ「GV-USB3/HDS」(アイ・オー・データ)

上記キャプチャ2製品はちょっと古めでしたが……これらと同じアイ・オー・データから、4K/60p/HDR対応の最上位HDMIキャプチャがつい先日に発表されました。PS5をはじめ、最新世代のゲーム機をキャプチャ&配信したい人には「これぞ!」というモデルになりそうです。発売は2021年12月中旬予定。

 

動作状況など今後の評価が待たれるところですが、次なるステップアップに向けてかなり注目している一台。執筆時点でははまだ実機を見てすらいない状況なので、番外編として挙げさせていただきました。

 

その3:動画編集ソフト「PowerDirector 19 Ultra」(サイバーリンク)

2番目に紹介した「GV-USB3/HD」に同梱の動画編集ソフト(「PowerDirector 14 for I-O DATA」)をだいぶ使い慣れてきたところでソフト単体版へステップアップ。最新OSのスマホで撮った一部の動画が取り込めなかったことをきっかけに乗り換えてみました。

 

バージョンが一気に5世代も上がりましたが、肝心のUIや使い勝手の部分がほとんど変わらなかったのは逆にポイント高し。加工に使えるエフェクトのテンプレートなどが増えていること、「9:16」のいわゆる縦動画が作れるようになっていることを始め、順当な進化を感じられます。縦動画のショート動画、うまく編集できるようになりたい!

 

↑アプリのスタート画面。かつては「4:3」と「16:9」の2択だった動画の縦横比が、5種類から選べるようになっています

 

その4:AVセレクター「ASL-S411」(ELPA)

2021年にまだこんなのが買えたんだ!とプチ感動したAV関連の小物。レトロゲーム熱の再燃でスーファミ、プレステ、セガサターンなどを次々遊ぶにあたり直面していた、「テレビの端子足りない問題」を解決するAVセレクターです。

 

ビデオ端子×最大4系統をボタンで切り替えることができ、4系統ともにSビデオ端子にも対応。映像端子のほとんどがHDMIとなったいま、こういう製品を今買うのはちょっと難しいかも?と身構えていただけに、量販店の店頭ですぐに見つけられたときは驚きました。上記のUSBビデオキャプチャ「GV-USB2」との相性もよく、レトロゲーマーにとって見逃せないであろう一品。

↑入力端子3系統、出力端子1系統が背面にレイアウトされているのがポイント。抜き差し時にわかりやすいようにラベルを貼って使ってます

 

その5:「PCエンジン mini」(KONAMI)

最後はゲーム機本体です。発売は昨年(商品の発表はさらに1年前)の製品で「今さら?」感がありますが、次から次に出たレトロミニ関連では後発、かつ価格もやや高めだったので見送ってしまっていた一台。Amazonの大型セールを機にようやく購入しました。

 

個人的にはPCエンジンの実機を一度もさわったことがない世代ながら、コナミ、タイトーなどレトロ作品のアーカイブ版を現行ハードで触れるうちに遊んでみたい欲がモリモリと。目当てのタイトルは「ときめきメモリアル」「悪魔城ドラキュラ 血の輪廻」「スーパーダライアス」「R-TYPE(北米版)」など。2021年は横スクロールシューティングが熱かった……(今さら?)。

 

↑実機を見たことがないので、果たしてこれがミニサイズなのかもわからない……ですが、中身のゲームソフトが充実していることは確か

 

そして、さらなる沼の奥地へ?

今回取り上げたのはキャプチャ機材、動画編集ソフト+αぐらいで、ゲーム配信の本格的なステップアップとしては一般的に「高音質マイク」「高性能ゲーミングPC」「大型ワイドモニター」「快適なゲーミングチェア」などが次に待っていると思います。あ、たくさんのゲーム機を見栄えよく全収納できるラックも欲しい!

 

このあたりから、追求しだすと数十万円が飛んでいくことになるので……来年に向けた課題として今まさに熟考しているところです。こだわればいくらでも“沼”が広がっているという意味で、ゲーム配信とその機材の世界は奥が深いですね。

 

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