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簡易ピザ窯として巷でちょっと話題になっているのが、ドラム缶を使った窯作り。そういえば、使い道がなくて場所を取っていた古いドラム缶があるのを思い出した編集部は、さっそく製作に挑戦! ピザ窯としての使い心地も確かめてみました。

焼き室を上から覗いた状態。焼き床(大谷石の端材)の両脇にあけた穴から、火の熱が上がってくる

 

鉄さえ切れれば簡単に作れる!

モルタルや耐火レンガを使った常設型に比べ、このドラム缶ピザ窯はと~っても簡単に作れるのが魅力だ。

まずは、ドラム缶の出っ張り(輪帯)を目安に、3分の1(焼き室パーツ)と3分の2(燃焼室パーツ)サイズになるように切り分ける。燃焼室パーツをひっくり返して重ね、焼き室と燃焼室の入口、火床から上がってくる熱の通り道となる穴をあける。加工の際に出た端材で焼き室の扉を作り、全体を耐熱塗料で化粧すれば、もう完成。

200Lのドラム缶の板厚は1~1.6mm(種類によって異なる)で、鉄工用ディスクを装着したディスクグラインダーならば難なく加工することができるが、キックバックが起こらないようにじっくり進めよう。また、金属加工時は激しく火花が散るので、手袋や防護メガネ、長そでやエプロンを着用したい。

200Lサイズのドラム缶。使う前に中をよく洗浄しておこう

 

【使った道具】
ディスクグラインダー(鉄工用ディスク)、インパクトドライバー、メジャー、カッター、マスキングテープなど

【用意した資材】
ドラム缶(200L)、大谷石、耐火レンガ、蝶番、落とし、ドリルビス、耐熱スプレー(黒)など

 

いざ、製作チャレンジ!

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果たして使い心地はいかに!?

火入れしてみる。ちょっと燃焼室が広すぎたかもしれないが、熱は約30分で220度に到達

 

これ以上窯の温度が上がらなさそうなので、網に載せたピザを投入。扉を閉めて待ってみることに。本当に焼けるのか…?

 

約10分後に取り出してみると、意外(?)にもおいしそうに焼けたピザが!

 

結果は大成功!美味かった!