Instagramビジネスアカウント、作ってますか？
SNSマーケティングの中で、成長力のある「Instagram」は多くの企業が活用しています。通常の写真投稿の機能に始まり、24時間のみ投稿が表示されるストーリーズや、TikTokのような再生時間の短い縦型の「リール動画」なども注目されています。
Instagramで本格的にマーケティングをする際必須なのが「Instagramビジネスアカウント」です。Instagramビジネスアカウントには分析機能が利用できたりとさまざまなメリットがあります。
今回はInstagramの運用を考えている方向けに、Instagramビジネスアカウントの概要やできること、そして設定方法などを解説していきます。
1.Instagramビジネスアカウントとは？
Instagramビジネスアカウントは、企業向けの機能が利用できるアカウントサービスです。Facebookの「Facebookビジネスマネージャー」と立ち位置は似ています。Facebookビジネスマネージャーと同じく無料で作成可能です。
Instagramを通常アカウントで利用していると、投稿に関するいいね！やフォロワー数などは確認できます。しかし、どのくらいのフォロワーを期間内に獲得したかといった細かい情報は提供されませんし、情報発信においてやれることは限られてくるのがデメリットです。
Instagramビジネスアカウントに移行すると無料分析ツールや情報発信機能などを活用して効率よくアプローチが可能になります。企業がInstagramマーケティングを行う上で必要なサービスです。
2.Instagramビジネスアカウントでできること
Instagramビジネスアカウントを利用すると、次のようなことができます。
無料分析ツール「Instagramインサイト」が利用可能
Instagramビジネスアカウントを設定すると、「Instagramインサイト」という無料分析ツールが使えるようになります。
Instagramインサイトでは投稿や広告のパフォーマンスを、
・リーチしたアカウント数：インプレッション数やWebサイトタップ数などを表示
・コンテンツでのインタラクション：エンゲージメント内容や数の推移などを表示
・フォロワー：フォロワーの増加数や利用者層、アクティブ時間帯などを表示
といった項目でチェックできるようになっているのがポイントです。
どのような投稿が受けてどのようなユーザーがアカウントを訪問してくれているのか、といった情報を集めて分析すれば、今後のアカウント運用を成功させるヒントを得られます。
SNSは流動性の高いコンテンツなので、Instagramにおける分析機能は頻繁に利用します。インサイトだけだと分析範囲がまかなえない場合もありますが、マーケティングに算入し始めはインサイト機能を利用して分析ノウハウを蓄積してみましょう。
Instagramプロフィールへ企業情報を追加
Instagramビジネスアカウントでは、
・メールアドレス
・電話番号
・住所
といった連絡情報を簡単に追加可能です。
Instagramマーケティングを成功させるためには、プロフィールの情報を充実させてユーザーに信頼性を持ってもらった上で、CTAを起こしてもらう必要があります。
Instagramビジネスアカウントを使って連絡先情報を追加すれば、たとえば「すぐ連絡を取りたい」といった際にユーザーがその場で電話番号などを参照してアクションできるように導線を作ることが可能です。必要な情報は漏れなくプロフィールへ追加しておきましょう。
メッセージ機能の利用
Instagramビジネスアカウントでは、顧客と密に連絡が取れるメッセージ機能も利用可能です。
ダイレクトメッセージ機能では、アカウントで受け取ったメッセージを整理できます。メッセージは
・メイン：優先的に対応したいメッセージを追加できる
・一般：後で対応したいメッセージを追加可能
の2種類に振り分け可能であり、メインでは通知がON、一般ではOFFになっています。
設定を変更することはできますが、「優先的に対応したいメッセージは通知で確認して、そうでないメッセージは後で確認するから通知は必要ない」と思う方が多いでしょう。
「メイン」にすぐ対応しないといけないメッセージ、「一般」に後で対応したいメッセージを上手く振り分けてコミュニケーションを最適化してみてください。
また「クイック返信機能」も便利です。クイック返信機能ではFAQに関する回答をテンプレート化してすぐに顧客へ送信できるように準備できます。商品の素材成分やサイズなどの細かくて間違いやすいメッセージも、テンプレート化して正確に情報を発信できるようになるのもメリットです。
Instagramショッピングを利用したEC
コロナウイルス蔓延により注目されているのが、Instagramのショッピング機能です。Instagramビジネスアカウントを使えば、EC機能を活用してオンライン上で集客が可能になっています。
Instagram上で商品一覧をチェックして商品詳細を確認、そしてECサイト内で商品をカートへ入れて購入を済ませるといった一連の流れをInstagram上で完結可能です。
顧客は購入手続きに段階が増えて面倒になるほど離脱する傾向にありますが、Instagram上で商品アプローチを行いショッピング機能で購入までスムーズに完了できるようにすれば離脱を防げます。
・フルスクリーンで商品を見せられる
・テーマ別に商品をまとめられる
といった機能がECをサポートしてくれます。
飲食店の集客サポート機能
Instagramビジネスアカウントには、コロナウイルスが蔓延している状況を考えた飲食店をサポートする機能も搭載されています。
・Instagram上で事前に料理を注文できる
・優待券などを駆使して事前に決済を済ませてもらう
といった機能が利用可能です。
事前に注文ができる機能は、デリバリーやテイクアウトの需要が高くなっている今活用したい機能です。減少した店舗の売上を少しでもカバーすることができます。
また事前決済機能は、お得感を出して店舗集客へつなげたい店舗にとって有効です。コロナ対策の旨などをInstagram上で発信しながら信頼を得て、各種サポート機能で集客を図ってみましょう。
Instagram広告の配信
Instagramビジネスアカウントの重要な機能の1つが、「Instagram広告」の発信機能です。
・既存の投稿を広告へ転用する
・新規に広告を作成する
どちらの出稿方法も利用できます。
・年齢
・興味
・既存のフォロワーとの類似性
など豊富な項目からターゲティング内容を選択して配信できるようになっているのがポイントです。
Facebook広告と同じパフォーマンスの細かいターゲティング広告が打てるようになっているのがInstagram広告の強みです。
3.Instagramビジネスアカウントの設定方法
Instagramビジネスアカウントの設定方法は次の通りです。スマホアプリから簡単に設定できます。
1.プロフィール画面から設定画面へ移動
まずはInstagramのプロフィール画面を開き、設定画面を出します。次に画面内の「アカウント」メニューをタップしてください。
2.ビジネスアカウントへ切り替える
次にアカウント画面内の「プロアカウントに切り替える」をタップします。
3.ビジネスとカテゴリーを選択
次に
・クリエイター
・ビジネス
というアカウントタイプが提示されるので、「ビジネス」をタップしましょう。
次に出てくる画面で「業種」といったカテゴリーを選んでください。検索ボックスに入力すると情報が出てきます。
4.情報を追加する
最後に情報を追加していきます。
編集はいつでもできますが情報が間違っていると離脱の原因にもなります。ダブルチェックなどを行いながら確実に入力していきましょう。
また「Facebookページ」の連携作業も必要です。Facebookページとは、Facebook上に専用のWebページを作成できる機能です。Facebookページをリンクさせていないと、ショッピング機能やInstagram広告機能を利用できません。
後で追加することもできますが、できれば既存のページをリンクさせたりその場で作成したりすることをおすすめします。
4.まとめ
今回はInstagramビジネスアカウントの概要やできること、そして設定方法などを解説してきました。
Instagramビジネスアカウントを活用すれば、効率よく分析を行いながらEC機能やInstagram広告機能などを利用して集客ができるようになります。作成も簡単なのでまずは作って運用を始めてみましょう。作成に関して料金も必要ありません。
FacebookアカウントやFacebookページを用意してから作成を行うとスムーズです。
Instagram ビジネスアカウントについての参考URLはこちら
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