今月は独身の日やブラックフライデーといった大型セールが続き、ガジェットを愛する人たちにとっては素晴らしい月になったことと思います。しかし、Qualcommが新しいSoCが近日中に発表する予定で、各社それに備えて新しいスマートフォンの発表や販売が少なかったようにも思います。そんな中、新たなMade in Japanのスマートフォンとして【BALMUDA Phone】が発売されることになり、良い意味でも悪い意味でも注目され話題を呼びました。また、その他にも様々な話題がありましたので振り返ってみたいと思います。
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【Xperia 5Ⅲ】が3キャリアから発売開始
コンパクトで持ちやすく、手の小さな日本人にはとても扱いやすい端末になっています。デザインもとても良く、性能もとても高いため人気となり、この端末をきっかけに「メーカー別国内スマホ販売数ランキング」でSonyがAppleに次いで2位になることが出来たようです。
【Xiaomi 11T / 11T Pro】国内販売開始
Xiaomiが初めて日本国内にハイエンド端末を投入してきた端末ということで非常に注目をされました。当初は、「充電速度が本当に120W出るのか」「カメラはイマイチではないのか」など疑問の声が上がっていましたが、販売と同時に見事にその疑いを払拭し「今年のコスパ最強スマホ」との呼び声が高い端末となりました。Pro版に至ってはおサイフ機能を搭載しており、今後はXiaomiが日本市場に本気で取り組むという意気込みを感じることができた一台でした。
アメリカ ファーウェイ排除法成立
アメリカ国家の安全保障を脅かす存在であるとして、ファーウェイやZTEなど計5社の通信機器やサービスの使用を禁止しました。もともと制裁を受けていたファーウェイですが、より厳しい状況になりそうです。
【BALMUDA Phone】発売
良くも悪くも今月一番注目された端末です。価格に対するスペックが最悪ですが、純粋にバルミューダがこの事業に挑戦してきたことは素晴らしいこと。半導体が不足する中で、新規参入メーカーは半導体メーカーからなかなか相手にされないと思います。また、ソフトやハード全て土台がなく1から作り上げていることを思えば、仕方がない価格であったのかもしれません。ここで終わらずに第二弾、三弾とより良い端末を開発して、他の国内スマホメーカーへ刺激を与えてくれる存在になってくれることを期待します。
【OPPO A55s 5G】発売
OPPOのエントリーモデル最新版として登場したこの機種は、約3万3千円とリーズナブルながら有機ELディスプレイや5G通信対応SoCを搭載した端末となっています。デザインはスタイリッシュで本体カラーは落ち着いた色を採用している為、見た目が好みの人は多いのではないでしょうか。画面のリフレッシュレートは90Hzを選択することができ、ゲームなど重い処理を必要とする操作をしない人にとっては良い選択肢と言えるでしょう。
なめらか&高精細なディスプレイ、安心の防水・防塵、大容量バッテリー、シーンを選ばず多彩なカメラ機能が特徴のスマートフォンです。
【OPPO Reno 7シリーズ】発表
最上位モデルの【OPPO Reno 7 Pro】は、SoCにMediaTek Dimensity 1200 Maxを搭載し、角の立ったエッジのデザインに背面はAGガラスと流行のデザインを取り入れた端末となっています。これといって突出した機能や性能は見受けられず、無難な製品に仕上がっていると思われます。発売時期や価格はまだ未定です。なお、従来は存在した「Pro+」は廃止となった模様です。
【Xiaomi 12 Ultra(仮)】のカメラははLeicaと共同開発?
スマートフォンメーカー各社は、カメラ機能を強化する為にライカやハッセルブラッドなどのカメラメーカーとコラボレーションすることが最近のトレンドでしたが、今までXiaomiはどこともコラボすることはありませんでした。しかし、来月12月に発表されるといわれている【Xiaomi 12 Ultra(仮)】は、ついにライカとの共同開発したカメラを搭載していると噂されています。今までカメラ最強と言われていたHuaweiがライカを失い、変わってXiaomiが協業するとの事で、両社の位置関係に変化があるか注目されます。
【Snapdragon 8 Gen 1 / Dimensity9000】次世代AndroidスマホのSoCの覇権争いが激化
12月以降に発表、発売が始まる各社最新フラグシップスマートフォン群に搭載される予定のSoCは、Qualcommの【Snapdragon 8 Gen1】とMediaTekの【Dimensity 9000】の2種類が予定されています。共にAnTuTuベンチマークスコアを100万点超えるとの情報が有り、その性能の良さに期待が高まっています。しかし、実際に使用する場合は発熱の有無が重要となります。どの程度発熱するかは実際に搭載機種が市場に出回らないと分からないため、各SoCの搭載最新機種が発売されることが待ち遠しいところです。
感想
新しいSoCの情報が少しづつ明るみになってきました。私は正直そこまでの性能は要らないと思っていて、今現在使用している【Xiaomi Mi11 Ultra】からメインスマホを変える必要は無いと考えています。しかし、SoCの進化と並行してカメラ性能も上がっており、その点はとても興味があります。ただ、半導体不足や高性能化に伴い、スマートフォンの価格が著しく上がっている状況が続いています。私は来月以降に発表される次世代SoCを搭載しているフラグシップスマホを容易に買う決断はできないと、頭を抱えてます。12月はXiaomi 12シリーズについての価格が公になると思われます。今はできるだけ安くなってくれと、心から祈り倒して毎日を過ごしています。ハラハラのイベントがたくさん控えているこのスマートフォン市場は、来月以降も楽しみがいっぱいです。